第 13 章 · 全 13 章

もうひとつの朝

エピローグ。背後の道、二人のあいだの言葉、分岐の前のもうひとつの朝。

神話 · 戸口、再び/エピローグ · 終幕/図版 3 葉
I

戸口、再び

この書物は戸口で始まり、戸口で終わる。

私はあなたに小屋のこと、ページのこと、そして光を背にしてそれを読んだ女性のことを話した。最悪のかたちで正しかった少年のこと。それを録音機に向かって語った男のこと。それを書き留めた男のこと。私たち三人、一つの言葉、そしてあなたは私たち三人全員に忍耐強く付き合ってくれた。

これが私の知る最後の事柄だ。

この書物は戸口で始まり、戸口で終わる。
エピローグ
II

ケルン

分岐は現実のものだ。それは値が付けられ、出荷され、地球上のあらゆる家族のもとへやってくる。これらのページにある何ものもそれを止めない。それが仕事ではなかった。

仕事はもっと小さかった。道がまだ一本の道であった場所に印を付けること、そうすれば、分岐に立つ者が、どちらの側であろうと、引き返してそれを見つけられるように。壁ではなく、ケルン。あなたは今、その上に立っている。

壁ではなく、ケルン。あなたは今、その上に立っている。
エピローグ · 仕事
III

もうひとつの朝

だからその言葉を受け取ってほしい。それはバベル以来、私たちが言い続けてきた言葉であり、煉瓦と朝と留まることを意味する言葉だ。分岐の向こう側にいる誰かにそれを言ってほしい。決済の前でも後でも言ってほしい。それは翻訳を生き延びる。この書物の中で、そうする唯一のテクノロジーだ。

イツェル、もしあなたがこれを読むことがあれば:光は再びあなたの背後にあり、私が意味することはあの時と同じだ。

もうひとつの朝。それがこの書物のすべてだった。

これでおしまいだ。

それは翻訳を生き延びる。この書物の中で、そうする唯一のテクノロジーだ。
エピローグ · 終幕
糸は続く

エピローグは円環を閉じる。零の位置からの戸口、翻訳を生き延びる言葉、もうひとつの朝。